桜が散り、葉が芽吹くころの高揚感を、ミントグリーンのグラデーションで。モデルを植物と化し、生花と造花、ペイントを織り交ぜて表現した一篇。
写真 大辻隆広(Takahiro Otsuji)
立体である花と人に、二次元の絵画を重ねる。平面と立体が交錯し、非現実のリアリティが立ち上がる、画家オオヤサヤカとのセッション。
ペイント オオヤサヤカ(Sayaka Oya)/写真 オクダマリ
金網に生けた花を水辺に浮かべて撮影し、規則的なグリッドで再構築。脳内で起こる「美しさの変換」を各ページに再現した、デザインユニットとの協働作。
SKÅBEER DESIGN(諏訪徹・勝又祐子)/写真 濱田祐史
晴天の湖畔で無我夢中に生けた花を、フィルターを通して切り取る。「花は時間の儚さと美しさを教えてくれる」——写真家 濱田祐史と巡る、時間をめぐる一篇。
写真 濱田祐史(Yuji Hamada)/design SKÅBEER DESIGN
「風景は借景となり花器となる」。11月の早朝、渋谷の路上を歩きながら生ける即興セッション。器に生けるように、風景に花を生けられないか、を試みた第一作。
写真 桑島智輝(Tomoki Qwajima)
同じ場所・同じ時刻、今度はストロボで全面にピントを合わせて。夜明けの渋谷に据えた花たちを背景ごと暴き出す、風花景花の続編。
子どもでも大人でもない、咲きはじめる蕾のような時期。性別にとらわれずフラットに生きる思春期のふたりをモデルに、この頃だけの空気感を撮った一篇。
写真 大辻隆広/styling 馬場尚美/hair&make 扇本尚幸
宇田の即興で仕立てた花を、花を贈りたい人たちのもとへ。花と人の境目が溶け合う、贈ることのやさしさをめぐるポートレイト集。
写真 前康輔(Kosuke Mae)
象は神様的な存在——タイとフランスの血を継ぐユタナンとの対話から、花で象を創作。試行錯誤を重ねた「Sacré(神聖な)」の一篇。
写真 ユタナン(Yuthanan)
動きのあるビジュアルを得意とする伊藤大介と。水と光のなかで弾ける花を、花火のように捉えた暗がりの一篇。
写真 伊藤大介(Daisuke Ito)
静岡の海、テトラポットなど芽吹くはずのない場所に花を咲かせて。「違和感と調和」を意識し、そこにずっと咲いていたように見せる一篇。
連載の最終回。「何事にもとらわれず自由な発想でひとつずつ新しいカタチを」。花の儚さと、その奥にある強い生命力を見つめた締めくくりの一篇。